温泉豆知識
本日9日(土)は冷たい雨でしたね。こんな日は温泉入浴ということで、いつもの百観音温泉に行きました。まあ、特に変わったところもないので、入浴しながら温泉について考察してみました。
温泉が体に良いことは体験的に知られているものの、なぜ体に良いのかを完全に説明した理論は残念ながら存在しません。そもそも温泉を研究する学者がそんなに多くないようです。まあ、温泉を調べてもなかなか食べていくのは難しいからかな?
温泉が体に効く理由はいろいろ言われていますが、私が本当にそうなのかな、と思った話は、次のようなものです。
人間の体には良い菌、悪い菌、いろいろな菌類が住んでいることはみなさんご存じの通りです。ヨーグルトが胃腸にいいのは大腸菌に効くからですね。で、これらの菌類のうち、悪玉菌が一番住みやすい温度は普通に生活している状態での体温です。しかし、スポーツをしたり、温泉(お湯)に入ると、体温が上がります。善玉菌はこの温度になっても死滅するようなことはありませんが、悪玉菌は温度が上がると、減少することが知られています。普通のお湯でもぬるめのお湯に長い時間入れば体温が上がり、同じ効果がありますが、温泉は泉質にもよりますが保温効果のあるお湯であれば、長い時間体温を高くすることができ、普通のお湯に浸かるよりも悪玉菌を減らすことができる、ということです。昔から多浴は体に良い、と経験則として言い伝えられています。普通のお湯でも、多少の効果があると思いますが、温泉の効能が高いこともこのような話から十分にうなずけられるはずです。
また、自分に合うお湯、合わないお湯、というものは必ず存在します。いろいろなお湯を経験することで、やはりいいお湯、自分に合うお湯がだんだんと分かってくると思います。たまには温泉に行って、リラクゼーション効果だけでなく、温泉そのものの素晴らしさを堪能してみましょう。明日の活力が沸いてくると思いますよ。
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